USUMに入ってから2回目の公式インターネット大会であるところのジョウト×アローラで使用した構築。
ルールは簡単に言うとジョウト図鑑とアローラ図鑑の中から組むダブルバトルです。
禁止される主なポケモンにランドロス、クレセリア、ヒードラン、ギルガルド、ナットレイなどといった錚々たるポケモンがいるため、ちょっと変わったダブルバトルを楽しむことができる環境ですね。
ちなみに過去作産ポケモンが解禁されるので、地球投げガルーラとかこの指とまれブーバーといった変なポケモンを使うことができます。なかなか構築内に入れることは難しそうでしたが・・・
というわけで今回使用した構築です。
【構築経緯】
せっかく解禁されたのだから過去作産限定技を持ったポケモンを使いたい!ということからスタート。
自分の持ってる個体と環境から相談してこの指とまれカメックスを採用。高耐久水タイプのこのゆびとまれは横のポケモンによってはかなりの脅威であることは6世代で証明されてますね。
そして横で積み技を使うポケモンとしてバンギラスを採用、数値があり天候を変えることのできるポケモンであり、さらに竜舞岩雪崩で運ゲーを仕掛けることもできるポケモン。安全に舞うことさえできれば、全抜きも見えてくるでしょう。
そして次の枠にはメガボーマンダを採用、バンギラスと相性が良いメガシンカ枠であり、威嚇枠であり、氷技や一撃処理を狙ったムーンフォースをカメックスが吸ってくれて、全体技や強力な単体技を押し付けることができるポケモンです。
ここまででバンギラスがいるため、砂とのシナジーが欲しい、新しいポケモンを使いたい、トリル対策したいという要望からツンデツンデを採用。A252振りだけでナットレイの珠ジャイロボールの火力を出せるその火力が一番の魅力です。
ここまでで雨や相手のフィールドに弱いためカプ・ブルルを採用。下からですが、カプや水の行動を制限できるのはとても便利でしょう。
最後に鋼、特にテテフグロスに抵抗するために、そしてカプ・コケコを上から倒すためにウルガモスを採用。
このような流れで構築を組んでみました。
【個別解説】
バンギラス@弱点保険
175-186-130-xx-121-124 陽気AS
天候妨害する積みエース、バンギラス。
この指補助もしくは威嚇やむしのていこうを撒いた後に出てきて舞うため弱点を突かれても耐えられると見込んで持ち物は弱点保険。竜舞後にメガメタグロスを倒すために配分はAS。
実戦ではカメックス補助から舞ったり、追い風ターン中に舞ったり、ツンデツンデと並べて岩雪崩を振りまいてからトリックルーム最終ターンに竜舞を積んで全抜きをしてくれた。
この型はWCSルールでも強いと思われるため、ここから組み始めるのもいいかもしれない。
170-172-150-166-99-189 無邪気acS
追い風するメガボーマンダ、配分は最速でZ後無振りジャラランガをカメックスの凍える風+すてみタックルで倒せるA、残りCとした。なおせっかちでない理由は特にはない。(どちらがいいんでしょうね?)
辛くないパーティーに対してはカメックス+ボーマンダが汎用先発選出になるくらいに強かった。さすがは威嚇もS操作も全体技も使えるポケモン。
186-79-120-105-170-101 穏やかHD
このゆびとまれ まもる こごえるかぜ ねっとう
今回のパーティーコンセプトとなるポケモン、配分は凍える風2回で130属抜き残りHD、ここまで振るとカプ・テテフのZサイコキネシスも耐えるので強気に選出していける。持ち物は最後まで混乱実と迷ったが、場持ちよりガルーラメタグロスツンデツンデ等を削るのを重視してゴツゴツメットになった。
実戦ではカメックスのこの指とまれを初見で警戒されたであろう展開は1度しかなかったので、驚かせることができて満足。
ツンデツンデ@格闘Z
168-201-231-xx-122-16 勇敢HA
自分のパーティーメンバーを見た感想「これツンデツンデで詰んでる…?」
ついでにポリゴン2やカビゴンも構築全体で重かったため格闘Z馬鹿力を採用することにした、H252B1段階上昇ツンデツンデをぴったり持って行けるためにA252振り。
2割ほどトリルツンデツンデを止められない構築を見かけたのでその時はかなりの爽快感を味わうことができたが、ピントリルで採用できるほどの壊れたポケモンではないことを確認できたのは大きな収穫だったといえるだろう。やはり地面4倍は辛い。
161-58-85-205-125-152 控えめCS
むしのていこう ふきとばし めざめるパワー(氷) オーバーヒート
先発で出てきやすいカプ・コケコやテテフグロス、ガブリアス等を一撃のもとに成敗するためのスカーフウルガモス。なおむしのていこうは地味に過去作限定要素。
凍える風+すてみタックルという処理ルートはあるもののやはりジャラランガが辛そうだったのでふきとばしを採用するという暴挙に出ざるを得なかったという悲しみを背負わせてしまった。それでもトゲデマルジャラランガというどうしようもないのを除けばジャラランガ入りにだいたい勝てたのはきっとこのポケモンのおかげだろう。
尚、5世代のシングル用ウルガモスをそのまま連れてきたために微妙に配分が耐久寄りになってるということを選出してHPが微妙に多いことから気づいた、遅い。なお上記実数値はH4CS252である、配分をさらすの恥ずかしいからね…。
それでもカプ・コケコをワンパンできる程度には火力があったので割と満足。ガブリアスを一撃で倒せていたらという場面も、絶対に耐えられると確信しての行動しかしなかったため大きな問題にはならなかった。(なお、耐久調整もあるだろうしガブリアスにめざ氷は耐えられた)
最後に虫の抵抗の使用感だが、バンギラスの行動回数を増やすというよりは、ボーマンダの行動保障を作るために使われる機会が多かった。WCSルールでも使うことができたら面白そうなポケモンだっただけにそこは少々残念。
カプ・ブルル@たべのこし
177-169-136-xx-137-102 意地HD基調
やどりぎのたね まもる みがわり ウッドハンマー
構築の歪みをやどりぎまもみがで一身にひきうけることとなってしまったポケモン。ウルガモスが居なくなった場合にテッカグヤの最終処理をお願いしようとするくらいに頑張らせようとしてた。
なおウルガモスにふきとばしを入れなかった場合身代わりを切って勇敢になりマジカルシャインを採用させられていたかもしれないことを考えるとまだ健全か。(?)
配分は無振りキングドラをGF下ウッドハンマーで確定1発、自分のカメックス抜き、残りDでDLポリゴン2意識のD>B。
主にウルガモスで見ることのできない雨テテフグロスに先発選出してそのゴリラっぷりを発揮してくれたり、ほとんどのポケモンが辛いトリトドンやカプ・テテフを睨みながらやどみが展開してくれるなど、採用理由となる分の活躍はしてくれたので満足。他のカプ系に強いというだけで便利だった。
欲を言えば毒4倍が無ければとても動きやすいだろうになーという場面は散見されたので、その辺をどうにかできればWCSルールでも活躍させられそうでしたね。
【選出】
+
基本選出、カメマンダで場を荒らして竜舞バンギやトリルツンデに繋ぐか、マンダ引きツンデで指トリルから荒らしていくのがベース。
安心してこの選出ができたときはだいたい勝てる。
+oror
ボーマンダを止める障害が少ない時や雨じゃないテテフグロス相手への選出。
+
対ジャラランガ専用選出。ウルガモスに熱風がなかったのでトゲデマルが重いこと重いこと…
それ以外の形にはそれなりに勝てたと思う。
+oror
対雨テテフグロス専用選出。この指しながらブルルでワンパンしていく。初手テテフグロスならブルル引きツンデツンデ出しで指トリルから展開していくことも。
初見ならカメックスが指警戒されないので1700台の雨テテフグロスにも勝つことができたが、再戦では警戒された選出と行動をされるため無理でした。中身が割れても強い構築を作りたいですね。
【パーティー総評】
高耐久で鈍足の地面(トリトドン、バンバドロ)、電気(気合玉メガデンリュウ/負けて1800まで上げさせてしまった)、水(カプ・テテフ、ヤドラン)、鋼(テッカグヤ)がキツイ。
バンギラスで、特に追い風下で竜舞2回するタイミングを上手く見つけることができずにアーゴヨン、カプ・コケコにS先行できないのが辛い。(舞う隙はあった)
カメックス以外が4倍弱点持ちだから、カメックス抜きだと色々な並びに無抵抗になりがち、特にトゲデマルの全てが辛い。
この点に目を瞑ることができれば強い構築でしたが、目を背けることが許されなかったので1700チャレンジを3回するもあえなく全部失敗といったレートで終わってしまいました。
構築で反省する箇所は?となれば、ツンデツンデを4匹目に選んだところかなと思います。耐性不十分のところに入れてはいけませんね。もしくは1竜舞後130属を抜くためにバンギラスをメガで採用するのが良かったのかもしれません。
立ち回り面では、2回目の竜舞をどこで積むかが分からなくて追い風が切れてバンギラスが上をとられて負けというのを無くすために相手の側に立って考えられたらと思います。
そろそろWCSルールの構築もしくはシングルの構築を考えようかなと思うので次の記事はその辺になると思います、それではここまで読んでくださりありがとうございました、さようなら。